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岡田先生ご夫妻を囲む会

米寿祝賀会

世話人代表 宮代進五(2期)


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2013年5月26日(日)、表記の会が開催されました。今年は岡田先生の米寿に当たる年(数え年の88歳)でもあり、盛大に行いたいと考えていました。考えた末、思いついたのはサブタイトルを(米寿祝賀会)として、何が何でも大勢の方々に参加して頂き、お祝いを申しあげることが一番大事なことだということでした。ご案内の手紙にはそのことを前面に出し、皆様に趣旨をご理解いただける様にしました。

大変嬉しいことに、この趣旨をご理解頂いた方々が大勢いらっしゃいまして、最初に出席のご返事を頂いた方の人数は53名でありました。しかし寄る年波に抗う事の難しさからでしょうか(勿論そうでない方もおいでですが)、ぼつぼつと欠席のお知らせが届きまして心配されましたが、それでも、当日の出席者数は45名で、岡田先生ご夫妻を合わせると47名の盛況となりました。前例に倣いまして、ご出席の方々のお名前を発表いたしましょう。

主賓: 岡田先生・同令夫人
(以下敬称略・アイウエオ順)
会友: 伊東 毅・同京子夫人・小林亜星・十合トウゴウ啓一・葉山雅章
1期: 筑紫武晴・橋本 曜
2期: 伊藤明子・岡本美保子・川島 修・小林 実・野辺地きみ子・宮代進五
3期: 小高根正義・菅野友一・佐々木高・村上 巌
4期: 石井孔子・井上 清・鈴木喜子・筑紫秀子・三嶋悦子・渡辺みつほ
5期: 岩松奈美子・神川十浄・小谷美穂子・成願久美子・谷口澄男・中濱信生・
5期: 奈須輝美・山口順子
6期: 飯田武昭・桐山祥子・島田孝克・下村延久
7期: 遠藤琢雄・河北美代子・長谷光男・三戸義昭・野本陽一
8期: 田中久夫・塚越敏雄・濱岡啓子・舟山幸夫・峰岸篤子

さて、会場はクイーンアリス・ガーデンテラス日吉で、12時30分受付開始でした。当日は こよなく良い天候で湿度も低く、初夏らしい心地良い日でありました。それかあらぬか参加者の出足も鋭く、受付開始の大分前からお出でになりまして、受付や会場の設営が終わらないうちに受付付近が混雑してきて、当番幹事を慌てさせたものです。岡田先生も例外ではありませんでした。

祝賀会は定刻13時に川島君の司会で始まりました。遅い開会でしたので先ずは乾杯からと、葉山さんの発声で乾杯し、宴が始まりました。次いで再び葉山さんにご登場願い、開会の辞として祝辞や思い出話などを頂きました。次は早くも当日のハイライト、橋本さんから岡田先生へ記念品の贈呈。そして一番若い方代表で、峰岸篤子さんから花束贈呈が行われました。

岡田先生のご挨拶を頂き、その間に筑紫秀子さんと桐山祥子さんのお二人で記念品の包みを開けて、皆さんへの披露の準備をして頂きました。赤い羽根飾りのついた銀杜松(ギンネズ)色の帽子とピンクのサマーカーディガンです。早速先生に着ていただきました。「ワッ」という声と共に「とても良くお似合い」「素敵」との声があがりました。先生の照れた顔が印象的でした。

筑紫さんから「岡田先生の経歴と業績」についてのお話を頂きました。先生の中学時代の音楽との取組、国立へお入りなる時の状況等、すでに「楽友」ホームページなどに紹介されていても、纏めてお聞きすると又違った感情で受け止められるものです。幹事がすっかり忘れていましたが、筑紫さんからピアニストでもある伊東さんの奥様の紹介がありました。

歓談の時間をはさみ、小林亜星さんからもご祝辞や昔話をお話いただきました。折に触れてのエピソードを交えて、ユーモアたっぷりのお話に、会場は和やかな笑いに包まれました。次は参加者から小林 実君、鈴木 喜子さん、神川 十浄さん、下村 延久君、野本 陽一君にお願いしてお祝いの言葉や思い出話を頂きました。デザートの終わるころ、岡田先生の奥様より先生の懐から育った音楽家の方を陰から応援なさった話などを頂きました。最後に十合さんより閉会の辞を賜りました。その中で卒寿や白寿の会にはぜひ出たいとのお話を頂きました。

集合写真も滞りなく終了し、小林亜星さんの指揮による「青春讃歌」(一寸おかしくなって亜星さんにはご迷惑をおかけしました)、最後に岡田先生による「若き血」を歌い、めでたく散会となりました。

幹事の不手際で、岡田先生より紅白のお饅頭を頂くことを参加者にお知らせしていなかったものですから、折角奥様が出口で一人一人にお手渡しして頂いたのに、頂く方が何か戸惑っていたようです。奥様、皆様済みませんでした。

総じて皆が皆、音楽が好きになって、楽友三田会が発展してきたことは、偏に、岡田先生のご指導の賜物であることと、ご夫妻のお人柄に引き付けられた所以であることを改めて強く認識しました。どうか卒寿、白寿のお祝いも是非やらせて頂きたい、と心から祈って止みません。

本会の開催準備に当たっては筑紫さんご夫妻には相談に乗って頂いたり、何かとお使いだてをお願いしたりしましたことを厚くお礼申しあげます。また舟山君にはカメラマンを急にお願いしたところ、快くお引き受け頂き、ありがとうございました。

末筆ではありますが、岡田先生から金一封を頂きましたことをご報告申しあげます。会の運営では不手際ばかり多く、不快な気持ちを持たれた方もいらっしゃったかも知れませんが、あの川島君の会場を笑いに包み、和ませた、破天荒な名司会に免じてお許し頂ければ幸いに存じます。

なお、当日の写真は「楽友」公式ホームページに載せますので、そこから皆様各自ご随意にダウンロードして印画するなど、ご自由にお楽しみください。(6月4日)