Editor's note 2016/7


季節の花300:朝顔
 後日は参院選の投票日。だが最近は、選挙戦が静かになったような気がする。いわゆる街宣車が特定の立候補者名をスピーカーでガナリたてながら走り回ることが殆どなくなったようだ。そのせいか、投票日が近いという実感があまりわかない。不思議に思ったので、他地域に住む友人・知己に様子を聞いてみたが、どこもほぼ同様の状況らしい。そこで、その理由を探ってみた。
 

 、こうした現象はいつ頃から始まったのかを考えてみると、いわゆる共産主義とか社会主義を標榜する国家の衰退や、労働組合の急速な組織率低下に伴う現象と共に、1990年代初頭に始まったようである。そこで最初は、社会思想や労働運動と騒音問題に何らかの関係があるのかと思って種々調べてみたが、確たる根拠は見出せなかった。そこで次に、その頃から日本人が騒音に対して敏感になり、大音量で氏名を連呼すると、むしろ反感を呼ぶことが分かり、それを控えるようになったのかなと考え、選挙運動に携わっていた知人に確かめたのだが「別にそんなことは無いよ」と一蹴されてしまった。

 こで、ハッと気づいたのがICT(Information, Communication Technology情報および通信技術リテラシーの波及効果である。今日、スマホやPCモデルの多様化や、通信技術の発展と共に、急激に普及した情報技術の利用は生活の隅々にまで及んでいる。昭和一桁世代以上ならともかく、それ以下の年齢でフェイスブックやツイッター、あるいはホームページといったインターネット上の無料サービスと無縁の人は、もう皆無といっていいだろう。だから、これが選挙運動にも大きな変化をもたらした、と考えられるのである。例えば情報端末に「参院選」と入力すれば、アッという間に多数の関連項目が列挙される。後はそこから立候補者の個人情報を拾うもよし、現在の政策課題に対する各政党の見解を列挙した一覧表を見るもよし、要は投票者として知っておきたい情報に、自らの問題意識に応じたアクセスをすれば、必要な情報が瞬時に得られる仕組みが整ってきたのだ。自分の名前を大声で連呼するしか能のない立候補者など、もう時代遅れの存在として無視されてしまうだろう。

 んな時代の投票者へのお薦めとして”Vote match”という候補者選びの手法がある。これも「ボートマッチ」と検索をかければ沢山の項目が並ぶが、例えば、その最上段にある「毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2016参院選」を見てみよう。それは一種のアンケートで、今回の選挙の争点となっている課題に次から次へと答えていく。憲法改正に反対か賛成か、消費税率は引き上げるべきか中止すべきか、アベノミクスの恩恵は、地方や中小企業にも及んでいると思うか思わないか、原発は是か非かといった、全24題の質問に答えると、その内容が前もって回答済の全立候補者および全政党の回答内容と照合され、瞬時にその一致度がパーセンテージで表記される。だから、自分の意見に合った(高い一致度=%を示した)立候補者や党に投票すれば、最も投票者の意に叶った選挙ができる、という仕組みになっている。
 

 くして最近の選挙運動は静かな環境の中で、選ぶ方も選ばれる方も、どんなにその数が多くても、立候補者個人 vs. 選挙者個人のきめ細かな対応で、政策主体の選挙を行うことができるようになったのである。まだ立候補者の選定に迷っておられる方に、ぜひ一度この「ボートマッチ」を試みることをお勧めしたい。選挙結果を見るのが楽しみになり、ひいては投票率の向上にも貢献する、と期待している。

(2016/7/7・オザサ)


季節の花300:蓮

 濱ニューオペラ顔見世興行:一番年の若い従弟が「席を取っておくから」と言ってこのフライヤーを置いて行った。前の週の6月1日のことだった。

このオペラの芸術監督だという。ふん、アートディレクターね。国立の出身でオペラの先生をしています。

私の教え子にオペラ歌手がいる。高校生の息子がワグネルでコントラバスを弾いている。丁度、電話があった。

「おやすも行かないか?」と言ったら喜んで出てくるというわけで、みなとみらいの改札口で待ち合わせて、みなとみらいホールに行った。

どうだったかって?

敢えて言いますとねェ・・・みんな同じに聞こえてしまう。

「上手いか、それ程はウマかないか」
「声がよく出るか、それ程じゃないか」

が違いと言えばよい。歌手の気持ちや歌い方の違い個性が見えない。
 

 性はご法度:おやすに聞いてみた。同じに聞こえるというのはいいことなのだそうだ。個性があってはいけない。個性を消すこと=歌唱の極限だと言います。

追及するものにとっては、そこに近づくことが悦楽なんだと。

技術的にあるレベルに達すると、あとは肉体の違いがあるのみじゃないか。声楽の世界とは面白い世界なんだということを知らされた夜でもありました。

後日、芸術監督さん、指揮者のロレンツォ(左上のひげ)を連れて我が家に立ち寄りました。イタリア語が分からないからおもしろいお話まで出来なかったけれど。
 

 ークダックス佐々木行84歳で死去3月にゲタさんが亡くなったばかりですが、マンガさん・佐々木行さんが2016年6月20日に心不全で亡くなりました。84歳でした。

1997年に一過性脳虚血発作で倒れ最初に歌えなくなりました。ダークダックスはそれ以来、3人でアレンジを変えながら歌い続けてきました。3人がもらったギャラを4人で分けたという話を知っていましたか?

パクさんが5年前、2011年の正月に一番先に亡くなりました。私がダークのステージを最後に見たのは、慶應義塾150年記念の「慶應讃歌グランドコンサート」(2008年10月NHKホール)でした。もちろん、マンガさんのいない3人です。

人前で歌わなくなって19年です。われわれはマンガさんの顔を久しく見ていないのです。マンガさん、ゆっくりとお休みください。

ゾウさん一人が残されました。

 年目に入った「楽友」:今日からHP「楽友」も9年目に入ります。皆さん、おもしろい原稿をどんどん編集部の爺さんのところに送ってください。 

(2016/7/7・編集部かっぱ

    


まけ 7月4日の午後、キャベツ(森脇恵子・10期)がカンツォーネを習っている加藤順子教室の発表会がありました。内幸町ホールに行って昼の部の第2部を聴いてきました。

キャベツはトリを歌いました。楽友会出身ですから他の人とは違います。発声法がしっかり鍛えられているので、まず、声の安定感が違います。敢えて言わせてもらえば、シャンソンを歌ったオバサンが個性的な歌心を持っているかもしれません。あとは全て、私の耳は受け付けませんでした。不合格!さぞや、加藤順子師匠は教え甲斐が無くて張り合いがないに違いありません。

それでも、発表会をこうしてやらないと仕事にならないのでしょう。皆さん、発表の2曲の曲間に衣装を着替えてオメカシして登場しました。爺ちゃんは、ファッション・ショーかとビックリ!

その前の日、日曜日の午後「日本楽友会」の年中行事・懇親会がありました。カッパはもう1つの楽友会も会員です。⇒NGK懇親会(かっぱ) 


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