Editor's note 2018/12


前田憲男逝く

不思議な縁で仲良くなった稀代のアレンジャー、前田憲男さんが2018年11月25日に肺炎のため亡くなりました。10月の初めに緊急入院し、予定されたステージをキャンセルし心配されていました。

1934年12月6日、大阪生まれの83歳でした。この写真は昨年4月に、マヌエラで開催したライブで撮った写真です。この時に話をしたのが最後となりました。メル友を1人失いました。
         ⇒ 前田さんのページ


 アカペラ・グループがたくさん活動しているのですね。ネットを検索して、改めて知りました。

先週の土曜日、12月1日に東中野駅前の驢馬駱駝という奇妙な名前のイベントスペースで「WINS阿佐ヶ谷」という男声アカペラ・カルテットの「2018年総決算ライブ」に行ってきました。いやはや、こういう種類のグループのライブに行くのは初めてでした。


WINS阿佐ヶ谷 2018/12/1

15年も前に知り合った当時アカペラコーラスをやっていた女声歌手理香ポンと、つい先ごろFacebook上で再会したのです。開 理香という名前が市村理香に苗字が変わっているので、嫁に行ったのかと思ったら、その逆でした。元の姓に戻ったのでした。昔は、世田谷に住んでいたのですが、今は郷里の名古屋に住んでいるとのこと。

彼女が東京にいる頃は、我が家に遊びに来たこともありましたし、OZSONSの珍しいライブにも来てくれたものです。12月1日に彼女の昔のグループのメンバーが現在はWINS阿佐ヶ谷のメンバーで出演するので、東京に出てくるのです。わかGにも会いたいからと、ライブに誘われました。

 はもねぷって憶えてますか?16,7年前にFテレビで「アカペラ合戦」の番組がありました。若い人が数人集まり、バンドと称するのです。人間の声でベースやドラムスの真似をして歌のコーラスだけではないアンサンブルを演ずるものです。

これはお金がかからず、凝りに凝った人間バンドを楽しんでいました。

このスタイルのアカペラが高校の楽友会で何時の頃からか定演のプログラムに入るようになりました。多分、岡忠さんのころでは出来ないことが、根垣さんになってからは、楽友会の運営には口出しをしなくなったのでしょうか。高校生にとっては道具も伴奏のバンドも要りません。実に手軽です。

そうやってアカペラのグループがいくつも出来るのですが、卒業すると大学でアカペラのサークルに入部するのだそうです。かっぱの所には、高校の楽友会からも便りがあります。新役員の紹介とか定期演奏会のお知らせなどを、毎年、役員の生徒からメールが来ます。いつぞやのこと、「高校卒業したらどうするの?」「アカペラサークルに入ります」でした。 

 WINS阿佐ヶ谷って難しいアレンジをペロペロって歌ってしまいます。もともとはバーバー・ショッパーだったのではないでしょうか?パートの立ち位置もそれらしいですし、タイミングの合わせ方など、何かそういう香りがしました。一度、ベテランのジャズ・コンボあるいはビッグバンドをバックにゆったりと歌わせてみたい、そんな実力派のコーラス隊です。ほんとにビッグバンドで歌ってみませんか?

アカペラ(無伴奏)は合唱団では日常のことですが、重唱のアカペラと言えば、Singers Unlimitedのアルバム「A Capella」を思い出します。Gene Purelingというアレンジの奇才がいてあんなレコードがリリースされました。

WINS阿佐ヶ谷で、Gene Purelingの役をしているのは誰なんでしょう?Top Tenorの中村さんかな?若杉さんかな?

かれらの演奏中、そんなことを私の脳味噌がわたしに語り掛けてきました。

心に響いたのは、”Their Hearts Were Full Of Spring”でした。いい歌ですねェ!そりゃ、Bobby Troupの書いた歌で一番美しい歌ですから。

それから、1曲の間初めから終わりまで歌い続けています。バンドの伴奏がある場合は、普通は1コーラスか16小節の間奏というものがあります。歌い手は休んでいていいのです。そういう息抜きも何もできないアカペラさんは大変な重労働なのですよ。みなさん。

Official Site ⇒ http://wins-asagaya.com/

 

(2018/12/7・わかやま)


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