リレー随筆コーナー

「わからない」


海野英俊(34期)


ものの良し悪しがよく分かりません。

いやまあ、得意としているプログラミングの分野であれば、良いプログラム、悪いプログラム、素敵なプログラム、ダメダメなプログラム、頑張ってるねこれからも頑張ろうねなプログラム、うわっなにこれ眩しい!キラめいてる!なプログラムなどなど一応は分かります。きっと分かってます。

しかし、プログラム以外となると、途端に分かりません。分からないのです。小説は好きだしよく読む方だと思いますが、これがさっぱり分かりません。もちろん好き嫌いはあるので、読んだ本を記録するためにつけている読書メーターのレビュー(⇒ https://bookmeter.com/users/58298 )には、そんな好みのことばかり書いていたりします。楽しい、面白い、読むの疲れる、表紙が好き、解説ステキ、早く続きを、すみません前の巻と間が空きすぎて覚えていません、表紙イイネ、主人公可愛いかよ!などなど。が、しかし、ちょっと格好をつけて書評っぽく書こうとすると、途端に分からなくなります。好き嫌いとは違う、良し悪し。

大学で入った楽友会で初めて音楽的なものに関わるようになり、なんとなく練習をしたり、ちっちゃいキーボードを買ってなんとなく音を取ってみたりして活動をしていましたが、歌の良し悪しとかは分からないままでした。まあ、音の高低も分からないので、それ以前の問題でもあるのですが。まあそれはともかく、自分の歌の良し悪しとか、他の誰かの歌の良し悪しとか、全体の良し悪しとか、「分からないなぁ」とずっと思いながら、でも、きっと、いずれ人生の経験を積んでいけば、ものの分かった人になるものなのだ、きっとそうなのだ、不惑を迎える頃にはコンサートでふむふむとうなずいたり、バーボンを回しながらふむふむとうなずいたり海外文学とか読んでふむふむとうなずいたり、なっているものなのだ、だって不惑だし!とか思っていたのですが、不惑をとうに越えた今に至っても、もちろん、そんなことはありませんでした。

この何年かで合唱を再開したのですが、やっぱり分からないなぁ、人ってこんなもんなんだなぁと思いながら活動しています。でも楽しいからいいや、って感じです。

海野(2020/5/19)

    


編集部 新年会の受付で名簿を販売している海野君の姿はどなたも目に残っていると思います。昔々、事務局といえば佐野康夫さんを思い出す人たちはシングル期の楽友でしょうか。この10年は海野君が担当しています。

楽友三田会では結成以来、大勢の役員の皆さんにより運営されてきました。ところが、役員の履歴がまとめられた文書がありません。そこで、2年前の夏ごろ手許にある資料から「役員歴」を編集し始めました。丁度、浅海、林の両名が編集部メンバーになったところだったので、古い資料から「役員歴」を完成さるように、初仕事を依頼しました。が、二人にはこの仕事は難し過ぎました。

そこで、海野事務局長に古い名簿から調べるように依頼しました。清水事務局時代の名簿が、引き継がれてありました。90年代前半のコピーを送ってくれました。それ以上古い名簿はすべて保管されているわけではなく、彼もお手上げでした。

ひょっとして、古い名簿を保管してある方、役員リストのデータを頂けると有難いです。私が編集中の「役員歴」ファイルをチェックしてください。

⇒ 楽友三田会役員歴(Excelファイル)

(2020/5/19・かっぱ)


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