リレー随筆コーナー

私の友達は今日で90歳!


久保美恵子(12期)


3年位前に練馬のオーガニックカフェで知り合った壽子(ジュコ)さんは今日で何と90歳。年を感じさせない、お洒落で、美しく、何にでも興味を示す、負けず嫌いの、身長150p位、体重33s、60代半ばからテニス教室に入り、4〜5年前までテニスをおやりで、今でも時々、家の側面に壁打ちをしている、あんな肩甲骨触った事のない、すごい肩甲骨をお持ちの細身のLadyです。お医者さんには区の健康診断きり殆ど行った事がないそうで。(いや、ひょんな縁で、ご自分とは関係のない、昔の6高とやらの同窓会【毎年開催されているけれど、今や会員は若くて90歳位らしく、会員も少なくなっているらしいのですが、今年はコロナで中止】のまとめ役をおやりで、昨年はその書類作りやら、開催の疲れで一時病院にいらした事はありましたが先生が驚く程の速さで回復、インフルエンザの予防注射などはした事がないそうで)。

彼女はご自分の会社をもち、又、様々な健康製品の代理店もおやりで(私もその何品かの愛用者)、扱い商品の荷造り、その発送やら、郵便局が近いので以前は小さい物は自分で郵便局まで行っていたのですが、最近は荷物が大掛かりだったり暑かったりで、局員に来て貰っているようです。 

昔は株の売り買いを電話でやっていたそうで、経済面ではやはり、なかなかのしっかり者(自分ではそうではない、うっかり者、更に世間に疎いと言っている)。私にも金(gold)を少しの積み立てでも良いから買っておくようにと言われています(私はなかなか実行できませんが)。

新型コロナ蔓延の前は、しばしばお邪魔して一緒にご飯を食べたりしていたのですが、今も油断のできないこの時期、基礎疾患もあり、楽友三田会合唱団の練習を今も休んでいる私は、高齢の彼女にもう2月末以来会っていません。そこで、今日は花屋さん経由で彼女の好きなカサブランカの花束(花は合計で15くらいついているらしいですが)を午前中にお送りしておいたら、先程、彼女からお礼の電話がありました。


カサブランカ

色々お話したら、豊島園に住む彼女は、コロナ前まではカーブスにお通いでしたが、何と、今週月曜日からお嬢さん(多分67、8歳)と一緒に練馬駅近くのフィットネスクラブの会員になり、月曜日から毎日プールに入っていて、豊島園の温泉の庭の湯のプール(そこでは泳いではいけないそうで)では泳げるだろうと思っていたのに、いざクラブのプールで泳いでみたら上手く泳げないそうで、どうしてだろうと悔しがっていました。又、2月末までは毎週、ストレッチに新宿まで通っていた彼女、昨日はヨガの瞑想やストレッチに参加したが身体が硬くて上手く出来なかった、新宿ではスムーズに出来ていたのにどうしてだろうと又、又、落胆でショック状態。腑に落ちないらしい。そりゃー、若い人だって半年も身体を動かさなければ硬くはなりますよね、と慰めると納得した様子です。少女のように私の言葉にすぐ従ってくれます。この私は最近は太極拳教室もやめたので身体の硬さを感じる毎日です。

ちなみに彼女は二階にお孫さん夫婦がお住まいでも生活は独立、最近でこそ、彼女の家に自動車を置いている、自転車で15分位の所にお住いのお嬢さんが洗濯物をお持ち帰りくださったり、お惣菜などをお持ちくださるようになりましたが、基本的にはお一人での生活です。歩かなくてはの精神で雨が降ろうが槍が降ろうが?暑かろうが(日光愛好者)お歩きになる、彼女に乾杯(私はもう、完敗ですが)!

我々も彼女に負けないようにしないとねと同い年の友達とも語りあったところです。(ちなみに壽子さんとこの友達は昨年9月に作成した私の遺言公正証書の証人になってくださっています。ご自身の遺言書の原文は司法書士にまかせず、自身で作成し、公証役場の先生も一目置いていた様です。後ほど聞いた所司によりますと司法書士の費用は30〜40万要るそうです。)

あー、重要な事を書き忘れていました。彼女は私が時々お話しする、MMCに非常に興味をお持ちで、特にメサイアには特別な思い出がおありだそうで、昨年の演奏会にはドレスアップして(私にどんな服装で行けば良いか訊いていらっしゃいましたが)いらしてくださり、感激しながら帰途につかれたそうです。又、昨年末のコーロエスプレッシーヴォの最後のクリスマスコンサートにも是非行ってみたいとの事で、私も久し振りだった(私は夜の外出を避けていたので)彼らのコンサートにご一緒しました。このコンサートもとても楽しんでくださいました。あの時会場にいらした方で私と一緒の女性をお見かけになられた方は、そうです、壽子さんはあの、彼女です。壽子さんは夜の外出も何のその、コロナ以前は、午前様の帰宅はしばしばでした。

壽子さんにはこれからも持ち前の物珍し屋の精神で100歳をめざして日々の生活を楽しんで頂きたいと思っています。

(拙い文章ですが、編集部の若山先輩が楽友の更新にとてもご尽力くださっているので、少しでもお役に立てたらばと恥ずかしながら投稿しました。楽友三田会の皆さま、このコロナ禍の今、楽友三田会員は皆さまがお元気でお過ごしかご心配なさっている事と思います。【先日、普段なら私が感想を寄せて来そうな楽友記事に対し、私が暫く何のメールもお出ししなかったので、若山先輩から私の安否を気遣うメールを頂いてしまいました。】皆様も楽友に元気の証をジャンジャン投稿し、若山編集部員に忙しさの嬉しい悲鳴を上げて頂きましょう。)

(2020/9/12・13追記)

    


編集部 久保ちゃんは何時の頃からか、私がアップした「楽友」のページの細かいミスを発見し直ちにメールで報告してくれるようになりました。かっぱにとっては大事な編集部校正係なのです。ここ2,3日前も「リレー随筆」のバトン・リレーがなかなか進まず、折角原稿を書いてくれた寄稿者自身まで不愉快な気分になってしまう、なんてメールでやり取りしていました。

彼女は編集部裏側の苦労を目の当たりに見ているのです。かっぱを少しでも助けようと、普段は「文章を書くのは苦手」と言いながら、先程、珍しくも電話がかかり「原稿をメールで送ります」と。何とも、久保ちゃんの気遣いにかっぱ爺さんも感激してます。

「カサブランカ」の花束を送るとの一節に、カッパは「カーサ ブランカ」・・・ブエノス・アイレスのライブレストランを思い出します。初めて聴いたレオポルド・フェデリコ楽団のタンゴ生演奏に腰を抜かしました。


フェデリコ楽団 1987

カサブランカの花写真は、たまたまカミサンが靖国神社近くの花屋で買ってきたものです。奇遇ですなぁ・・・。

(2020/9/12・かっぱ)

再注 壽子さんがこのページのコピーをお読みになり、いろいろ添削希望をFAXしていらしたそうです。

●いいタイトルが見つかった。「ワタシの歌と英会話のお弟子90歳の壽子サンです」
●テニスを始めたのは「59歳、6高同窓会で分からない事があれば壽子さんに訊け」
●株の売り買いは⇒”day trading”に、手初めはスターリンの暴落に遭ったそうで。
●その他、かっぱにまで伝言があったり。
●「まだまだ死にたくない」と、食べ物にも細心の注意を払う90歳。等々・・・
●文中でも、壽子さんの希望に従い、言葉足らずのところに加筆してあります。

驚きの壽子さま、「100歳どころか120歳も軽い軽い」です。

(2020/9/14・かっぱ)


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