演説館(FORUM)

66期 伊藤 心さん合唱指揮コンクール第1位受賞!


中 達哉(27期)



伊藤 心(66期)

2025年4月29日に東京音楽大学TCMホールで開催されました「第9回若い指揮者のための合唱指揮コンクール本選」で66期の伊藤 心さんが見事に第1位を受賞しました。

本選には12名の新進気鋭の若手指揮者が登場し、内5名が塾出身者で61期の坂巻正子さんも本選に出場しました。

 合唱指揮コンクールチラシ

一次審査では初めに寺嶋陸也さん作曲の初見演奏課題がありました。15分間の譜読みで初めての合唱団の指揮をするという難題でしたが、伊藤さんは楽譜をほとんど見ないで合唱団の方を見て、大きな振りで指揮をしました。

次にルネサンス作品課題曲のリハーサルと演奏が行われました。課題曲はパレストリーナ、バード、シュッツ、モンテヴェルディの中から指揮順と曲をくじで決めるもので伊藤さんはパレストリーナの「Viri gallaei」という曲を指揮することとなりました。リハーサルは1人12分の持ち時間で合唱練習をし、リハーサル後に通し演奏をします。ここでも伊藤さんは楽譜をほとんど見ることなく、合唱団とともにルネサンス曲をきれいに表現しました。

一次審査の結果、伊藤さんを含めて6名が最終選考に進みました。最終選考の課題曲はブラームス、ブルックナー、プーランク、ラフマニノフ、クレーク、三善晃の中から指揮順と曲をくじで決めるものでクレークの作品を指揮することとなりました。リハーサルは1人15分で全員のリハーサル後に6人の指揮者による演奏が行われました。各指揮者とも素晴らしい指揮でハイレベルのアカペラ曲の演奏でした。伊藤さんは譜面台を置かず、演奏の最初から最後まで合唱団の方をみて、表情豊かに指揮をしました。クレークは一番難しい曲と感じましたが、全パートの楽譜と歌詞と表現のしかたすべて頭の中に入っていたようにみえました。

最終審査の結果でまず、オーディエンス賞を受賞しました。オーディエンス賞は会場の投票1位に授与されます。次に課題別の表彰があり、伊藤さんは最終審査のロマン派・近現代作品でも賞を受賞しました。最後に順位賞の表彰があり、伊藤さんは第1位に輝きました。現在、伊藤さんは東京藝術大学指揮科に在学中で普段から研鑽を積まれた賜と推察します。私は70周年記念演奏会の三田会曲の練習で「未来へ」を伊藤さんの素晴らしい指揮で歌い、今回のコンクールで伊藤さんの雄姿を拝見しました。「未来へ」進化し続ける伊藤心さんを「心」より応援します。

「伊藤心さんを応援する会」を結成しましたので、入会をご希望される方は27期の中の下記メールアドレスまでご連絡下さい。伊藤さんの演奏会情報をご案内します。多くの方のご入会をお待ちしています。

27期 中 達哉(naka.tyye◆gmail.com)

(2025/5/3)


編集部 中達哉君から「伊藤 心さんコンクール1位受賞報告」が送られてきました。

Topicsには既に太田 武君から受賞ニュースが掲載されていますが、中君の原稿は、実際に会場に行ってコンクールを聴いてきた生のレポートです。

中君、有難うございます。

⇒ 主催者のコンクール報告ページ

(2025/5/3・かっぱ)