その他の趣味・同好会

西国も秋の気配です

大学クラスメート


飯田武昭(6期)


漸く、朝夕に秋の気配が感じられる頃になりました。
お変わりありませんか。
BLOG「エーガ愛好会」仲間とのメッセージの交流で、最近UPされた「西国も秋の気配です」の拙文と、その前後のメールのやり取りです。
ご笑覧ください。飯田武昭

宝塚はマンションだらけで秋を感じる場所は少ないですが、自宅横の武庫川の浅瀬に40〜50羽の群れで鵜(う)が、羽根干しに両羽根を広げて休んでいる姿がこの季節は毎日見られます。

六甲山の東端が直ぐそばまで迫っているので、もう暫くして涼しさが増したら六甲山か五月山(東方面の川西市、池田市方面)に行けば秋が感じられます。でも私は兵庫県の不便さだらけの北部(太平洋側の神戸、姫路から日本海沿いの城崎温泉までが兵庫県です)の丹波篠山市、豊岡市などに近年は興味を持っています。兵庫県の中部・北部は列車の本数が少ない、宿泊する宿が少ないなど不便さでは結構楽しめます。以前、レポートした≪丹波の森公苑-オオムラサキの会≫が、その一つです。

(編集子)学生時代、父親が阪神芦屋駅前にあった、戦前の富豪の家だったというところを改造した社宅に入っていたので、毎夏、1週間ほど滞在するのを常にしていた。家から芦屋の浜まで、海パンにサンダルで泳ぎに行けたものだ。宝塚には2度ほど行ったことがあるが、飯田兄のご指摘の様な風流を楽しむには幼過ぎたのだろうか。いずれにせよ、暑い武蔵野くんだりでは味わえない秋かな。

このメッセージの直前にBLOG仲間との次のようなやり取りがありました。

ジャイさん、菅原さん、
いつもながらお二人のノンフィクション、フィクション問わず、速読且つ深読みする読書術には驚嘆し感銘を受けています。阿川弘之の「暗い波濤」がミッドウエイ海戦に関する名著とのことですが、(残念ながら私は勿論、読んでいませんが・・)映画「ミッドウエイ」(1976年)を思い出しました。この映画、監督はジャック・スマシトと言う知らない監督ですが、チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、三船敏郎(山本五十六役)などが出演していて、戦闘機の壮絶な空中戦が印象に残る作品でした。

同じ題名の2019年製作の監督ローランド・エメリッヒ、出演俳優がエド・スクライン、パトリック・ウイルソン、豊川悦司の映画があるようですが、こちらの映画は全く知りません。

ところで、過日、ジョン・フォード監督の戦争映画の一つに「荒鷲の翼」(1957年製作)を挙げましたが、ジャイ兄は観ていないとのことでしたので、ちょっと紹介しておきます。

出演俳優はジョン・ウエイン、モーリン・オハラ、ダン・デイリー、ワード・ポンドですが、元軍人の脚本家F.“スピック”・ウイードの若き日から定年退官までの間の戦争と夫婦愛の物語です。

海軍航空隊パイロットの主人公が自宅の階段で滑って脊髄損傷で生涯松葉杖となってしまいますが、夫婦愛を貫き、日本の真珠湾攻撃をきっかけに、再び空軍の戦略に携わる半生を描いた作品です。名著から映画の話にもってきてしまって失礼しました。
飯田武昭

飯田兄
荒鷲の翼の解説、感謝。懐かしい名前が出てきますね。ありがとうございました。

”暗い波濤” は戦争もの、ではありますが、戦争がたけなわになり、戦力不足を補うために学徒出陣をさせられた人たちの話です。スガチューにも書きましたが、小生は非常に感動を受けました。機会があればぜひご一読をお勧めします。同じ立場にあった吉田満氏(実在)の書かれた 戦艦大和ノ最期 とはまた違った感銘でした。2冊とも,いわゆる戦史とは全く違った視点の、文学作品としても後世に残るものだと思っています。

早朝、家の周りを歩くとなんとなく空気の味が違うようになりました。宝塚あたりの秋はいいでしょうね。
中司 恭

ジャイ兄
“暗い波濤”の再度のご紹介、有難うございます。今、読みかけの本を終えたら次に是非読みたいと思います。

読みかけの本は「台湾の歴史と文化」(大東和重著)ですが、すぐ前に「人民は弱し 官吏は強し」(星 新一著)(新潮文庫)を読み終えたところです。この著書は角川文庫(既に絶版)から出版された分を以前読んでいますが、その後に出版された新潮文庫が増販を重ねていて読みやすく、読み直した次第です。私の母方の祖父が台湾総督府に勤務していた時代があって、子供の頃に、母親から台湾のことを色々聞いていたので、最近になって再び関心が強くなっています。

以下は、最近、受け取った丹波の森公苑の担当者からの案内です。(ご参考までに)
飯田武昭

お尋ねの件につきまして、お答えいたします。

毎年開催しています「シューベルティアーデたんば」ですが、今年はウィーンの森との交流から30年という記念すべき年とあって、「シューベルトがつなぐウィーンと丹波」をテーマに、ウィーンから演奏家を招いて開催します。ウィーンから来ていただくのはピアニストのバーバラ・モーザーさんです。出演は、11月12日(日)14時から丹波の森公苑ホールで開催します。ガラ・コンサートです。以上、簡単な紹介で申し訳ありません。

どうぞよろしくお願いします。
(公財)兵庫丹波の森協会

飯田さん
非常に差し出がましいが、台湾に興味があれば、是非、下記の本を試してみてください。渡辺利夫、「後藤新平の台湾」(中央選書)。題名が、後藤新平と台湾ではなく、後藤新平の台湾であることが、この本のミソです。余計なことを言いますが、現在の台湾の礎は、清でもなければ、蒋介石でもなく、ましてや、中共とは全く関係がありません。 既に、読了ずみであれば、ご容赦のほどを。

では、また。
菅原

菅原さん
面白そうな書物のご紹介有難うございます。

後藤新平は政治家はもとより、多岐に渉る分野で名を残した人物ですが、台湾総統府でも明治31年(1898年)から3代目の長官を務めていて、児玉源太郎などが総督であった時代で大変興味があります。

是非、読んでみたいと思います。
飯田武昭

(2023/9/23)


編集部 久し振りの、飯田さん(6期)からの「書き込みごっこ」の投稿です。

こういうやり取りをするなら「Facebook上でやるといい」といつか書いたような気がしていますが、・・・。Facebookはこういう「書き込みごっこ」するためのSNSなんです。

飯田さんはFBのアカウントを開いていますが、全然、見ても居ません。ねぇ、飯田さん?

(2023/9/23・かっぱ)