その他の趣味・同好会

川越のうなぎ
若山 邦紘(9期)

昨2011年秋のことですが、埼玉県議会古参議員、野本さん(7期)から一通の招待状が届きました。私は何も憶えていないのですが、野本さんが「みんなに美味いうなぎをご馳走してやる」と何かの拍子に自慢げに語ったらしいのです。

昔から何でも口走る癖がありましたが、その口走った約束を果たそうと、その場にいた何人かの楽友に招待状を送ってきたのです。私はサンデー毎日ですから、いつでもOKです。出席の返信はがきを出しました。言ったことに責任を果たそうというのですから「誰かさんの放言」とは違います。

昔から小江戸と呼ばれた川越の町は今では観光地になっています。JRで新宿から川越に直通で行く電車が出ているのですが、○時○分発の電車に乗れとインストラクションが書かれていました。新宿のホームでは、招待された何人かの人がうろうろしていました。ホームを間違えている人もいます。「おーい、こっちだぞー!」

川越駅で全員が集合しました。招待者の野本さん、被招待者は遠藤夫妻、三戸夫妻、佐野未亡人(7期)、豊岡(8期)、田村、山本、若山(9期)の10名でした。多分、都合が悪くて来られなかった人もいたのかも知れません。琢ちゃんの奥方にはOSF合唱団のコンサートではお会いしていますし、佐野夫人には2009年10月に佐野さんの13回忌の集まりでお会いしてます。しかし、大磯の三戸夫人には何十年ぶりでした。


いちのや

美味しいので有名なうなぎ屋は2軒あるらしいです。我々はその1軒の店「いちのや」というところに連れて行かれました。駅から商店街の中心まで市内バスで行き、降りて町を散策し、お土産屋やお菓子やに立ち寄り何か買い物をしたりしてからお店に入りました。一番奥の特別室で川越うなぎのフルコースを賞味しました。

分厚い蒲焼のうな重は絶品でした。


喜多院の前にて


五百羅漢の前で8羅漢
 

うなぎをたらふく食べて、腹ごなしに川越の見所のひとつ「喜多院」まで一歩き。500羅漢があったり、江戸城から移築された家光誕生の間や浴室などを眺めたり、最後に記念写真を撮りました。

この日はすべて野本議員のご接待です。そこで、野本夫妻を招待して一席設けようと遠藤琢ちゃんの提案で1月半ば頃にやろうという話になりました。「かっぱが幹事で場所を決めろ」ということになりました。昔々はよく四番町の拙宅で遊んだものです。何十年ぶりに若山宅でやることにしました。

お客様は野本夫妻、都合のよい日を2,3日選んでもらって皆さんが一番沢山集まれる日にしたらよかろうとリクエストしたのですが。なかなか返事が来ない間に楽友三田会の新年会も来てしまいました。

「1月は毎日3件くらい新年会があるのだ」と言っていました。議員とはへんな商売ですね。1日に3件の新年会に出るのが仕事らしいです。われわれには考えられない話です。というわけで、3ヶ月遅れの4月11日に返礼食事会開催の運びになりました。

2名が体調不良や急用のため欠席となりましたが、午後2時にJR市ヶ谷駅で集合してお揃いで来てくれました。

私のところではゼミの卒業生達が子連れの団体で遊びに来ます。私のゼミの合宿は夏・冬に山形の蔵王で行ってきました。夏合宿の目的は卒業論文の中間発表です。これをしないと夏休みを遊んでしまいます。昔の学生は夏休みに黙って卒論のプログラミング作業などをして勉強をしていましたが、この20年は放っておけなくなりました。

蔵王のロッジでは会長の次男、真(通称まっこ)が料理長で我々の毎日の食事を作ってくれていました。そのまっこが96年に恵比寿にレストランMago'sを開き蔵王関係の人たちが集まってきたものです。若ゼミの卒業生もみんな恵比寿のMago'sに集まってきました。ビルの建て替えを機にお店を畳み、その代わり出張料理の仕事をしています。

山形の山菜料理など田舎料理を作ってくれました。山菜や玉こんにゃくなどは山形から取り寄せてくれたものです。そして、川越うなぎの会の返礼2次会が始まりました。
 

スパークリング・ワイン半ダースと埼玉の吟醸酒は、野本さんが「乾杯用に酒を送る」と言って届いたものです。よく飲みましたがこれは余ったボトルです。ばら30本は宴会場のおかみさんに世話をかけると言って野本家以外の皆さんからの心遣いです。

よく飲み、よく食べ、よく喋りました。話のネタは50年以上分あります。尽きることはありません。昔の思い出話が飛び出しました。


女性軍


川越うなぎの総決算


編集部 このユニークな「川越うなぎ返礼2次会」の翌日、4月12日(木)の午後には会友の皆さんの集まり「岡忠会」がありました。林光会友が亡くなってその思い出を語ろうという会でした。幹事役の芳野先輩、葉山先輩から小笹編集主幹にも案内が来ていました。

小笹主幹の最近の体調が心配なのでカッパも取材に同行することになっていました。心配どおり、カッパ1人で取材にカメラや録音レコーダーを持って出かけたのですが大ボケで時間間違えて到着し、何も取材が出来ずに手ぶらで帰ってきました。新聞社だったら首ですね。主幹に平身低頭報告して、「何をやっているんだ、その罰ゲームに前の日の話を書け」ということになってしまいました。

芳野会友から何らかの情報が届きましたら別途「岡忠会」の報告記事を掲載するようにしたいと思います。先ずはお詫びが先になってしまいました。(2012/4/13・かっぱ)


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