市村が新幹線の切符も全部買っておいてくれた。昨年は浅草から東武鬼怒川線で湯西川温泉まで行ったのだが、切符には「ラクユウミタカイ
御一行」と書いてあった。
新幹線はちゃんと「ガクユウミタカイ 御一行」となっていた。思い出しておかしかった。それで写真を撮っておいたのだ。
昔、ジャズの老舗ビッグバンド、ブルーコ―ツが地方にドサ回りしたとき、ホテルの玄関に「歓迎 ブルー交通
御一行様」と書かれていたという笑い話を、昨年亡くなった一回り年上の芦田ヤスシさんが話してくれたのを思い出す。
仙台駅で降りると、「楽友三田会様」の看板を持ったお姉さんが改札出口で待っていました。これから2日間、われわれ爺婆をバスで案内してくれるおねーさんです。
ここで、かっぱも一句
名幹事 9期のみんな おんぶに抱っこ
最初の集合写真だ。16人いればよし。いるいる。仙台バスのお姉さんが撮ってくれたので、何時かのように2枚撮って合成する手間がかからなくて済んだ。
今度からバスのおねーさんを連れて歩こう。
われわれが見た秘佛は非公開のものらしい。今年は平泉が世界遺産に登録されたので特別に見せているということだ。 ⇒ クリックで秘佛像拡大
昔はこの急な長い坂を登って金色堂に行った。現在は道路ができてバスのまま金色堂近くまで乗ったままで行ける。下りだけ歩けばよい。
敷いてある砂利がよくない。あれは底が平らな靴では足元が滑りやすい。かっぱはSALOMONのスノーブーツだから滑らない。だから紘たんが転ばないようつかまらせているのだ。
秋保温泉「ニュー水戸屋ホテル」には大浴場が3か所にある。室内に湯船が3か所、中庭に出ると2つ露天風呂がある。湧きだし口から温泉が出ていると思ったら片方は池だった。誰だったかそそっかしいのが足を入れたら冷たい水だった。
大広間で何を食べたのかよく覚えていない。あ、思い出した。戦後の水団みたいなのがあった。こういう部屋がいくつもあって、それぞれ団体さんがご飯を食べているらしい。大きなカラオケまで置いてある。われわれは手も出さない。他所の座敷からは下手な歌が聞こえてくる。
おかしな支配人がご挨拶にやってきた。ひょうきん者の支配人だった。10秒だけ挨拶といって延々としゃべっていた。「小林 旭と申します」だって。
記念の写真を撮ってから、幹事部屋に戻って宴会の続きが始まる。脩と鐡ちんは明日の朝一番で東京に戻る。会議があったり、海外出張だったり。5時半起きだ。だから二人は先に寝かした。
1時頃までよくしゃべり続け、呑み続けた。9期一の酒好き、しょうすけさんが一升瓶を背負ってきたのだ。その他にも浦霞とか一ノ蔵とかある。よく呑んだものだ。
というわけで、脩と鐡ちんは早発ちした。この写真には14人しかいないはずだ。それ以上いたらおかしい。貸し切りバスは8時半に出発した。
あっという間に松島に到着だ。独眼流の博物館がある。蝋人形館になっている。隣りには干物など海産物の土産物屋がある。その敷地内に「松島焼ガキ」を食べさせる小屋がある。しっかり食べてきた人がいる。1個だと200円、3個で500円、2,000円で食べ放題。かっぱは食べそこなった。
遊覧船はAコースを回った。大地震で島の形が変わったりひび割れたりしたという話だった。津波で潮をかぶった松がだいぶ枯れているみたいだ。
変わった弁当だった。お城の形で3階建て。おかずは牛タンと何かが入っていた。
瑞巌寺の入り口の杉並木も津波の潮で根をやられてしまった杉が切り倒されている最中だった。