慶應義塾高等学校・女子高等学校の両校楽友会 

 

慶應義塾高等学校・女子高等学校

創立70周年記念コンサート

 

 

編集部


慶應義塾楽友会が創立70周年を迎えました。1948年に新制高校として開校した慶應義塾高校に「音楽愛好会」が誕生して満70年になります。この前の年、1947年には小学校・中学校が6年、3年という学制改革がなされ、新制高等学校の開校により、6・3・3制となったのです。

開校時には、2年生は10クラス、1年生は18クラスでスタートしました。この時から18クラスと現状と変わらない生徒がいたとは驚きです。音楽愛好会が岡田忠彦先生の許で発足した時には10人程の部員だったと言います。現在、楽友三田会会友の世代は、この発足時の1年生であります。2年生だった部員は、音楽愛好会の1期生でありますが、その方々の情報は何一つ残っていません。幻の1期生です。

1950年には、女子高等学校が設立されました。初代の音楽教諭であった渡邊恵美子先生の協力を得て、女子高1年生と共に混声合唱団を結成しました。これは慶應義塾の歴史上初の混声合唱団であります。大学ではなく高等学校に出来たのです。楽友会の皆さん、凄い話だと思いませんか?この年11月、岡田先生の指揮で、読売ホールにおいてハイドンの「天地創造」を全曲演奏しています。

1952年3月、高校を卒業したのは現在の楽友三田会1期生です。大学に進んでも岡田先生の許で合唱を続けようと考えました。岡田先生も嬉しかったことと思います。目出度く高校から大学に繋がる合唱団の誕生です。岡田先生は、この合唱団に「慶應義塾楽友会」と名づけて新しい時代を迎えたのです。東京駅地下のステーションホテルの宴会場で発会式が行われ、7年制の合唱クラブが誕生したのです。

しかし、1960年代に入り、大学と高校が独自に活動しなくてはならない状況が生まれました。大学では文連と六連への参加という学内外の団体参加の話が持ち上がり、これらに高校生を一緒に連れて回ることが出来なくなり、一方、高校ではクラブ活動が成績の対象となり、卒業のための単位にカウントされるという教科の改訂があり、クラブの管理主体が学校になったのです。このように高校大学分離時代を経て、高校楽友会の卒業生が大学楽友会に進む人数がどんどん減っていきました。

しかし、近年、大学と高校の連携活動が復活してきました。昔人間には何とも喜ばしいことです。

さて、この70年の齢を勘定していたのは、阿波田 尚君(高13期)を中心として、日高好男君(高1期)、近藤敏康君(高13期)、亀井淳一君(高16期)らの皆さんです。この企画が皆さんに伝えられたのは、何と昨年のの11月のことです。たった10カ月のうちに記念大コンサートを実施してしまいました。ステージに乗った皆さんは、MMCのように普段から一緒に練習している仲間ではありません。この創立70周年記念コンサートのために参加を希望してきたOB/OGたちです。

オーケストラも高校、女子高、志木高のワグネルソサイエティのOB/OGに声を掛けて集めたこのコンサートのために編成されたオーケストラです。素晴らしい演奏をしてくれました。見事な伴奏をしてくれました。有難うございました。

短い練習期間にも拘らず、これだけのコンサートが出来たという事は只々おどろきです。本番とアンコールで「青春讃歌」を2回歌ってしまいました。聴いているだけで胸が詰まってしまいました。涙がポロポロと止まりません。

会場からも「ブラボー!」の声がかかりました。(2018/9/29・編集部わか)

  


ただ今、編集中です。

コンサートの各ステージは録音がされています。
 
音源が届いたら 、ここで聴けるようにします。
そうしたら完成です。

 

リハーサル全員集合

開演前の会場風景

台風24号の余波なのか、秋雨前線のいたずらなのか、生憎の雨が降り出しました。土曜日一杯は晴の予報だったのです。その影響なのでしょう。お客様の出足が鈍かったようです。開場の1時間前頃、山手線では内回りが全線ストップしていました。来たくても来られないご家族もいたはずです。

おそらく岡田先生が協生館の藤原洋記念ホールに降りていらっしゃったことと思います。先生の奥様、茂子様には足を運んでいただきました。今年、90歳になられるにも拘らず聴きに来ていただきました。お元気で長生きしてください。

慶應義塾塾歌


司会:大久保厚子(高15期)


指揮:野村  豊(高8期)

岡田茂子様の紹介とご挨拶


                紹介:亀井 淳一(高16期)


お祝いのご挨拶:岡田忠彦恩師令夫人茂子様

混声合唱

1.「Ave Maria」
作曲:J.Arcadelt
指揮:稲垣 良吾

2.「緑の森よ」
作詩:緒園 涼子
作曲:F.Mendelssohn
指揮:小野 眞史

3.「浜辺の歌」
作詩:林 古渓
作曲:成田 為三
編曲:林 光
指揮:日高 好男
ピアノ:藤田まり子

4.「河口」
作詩:丸山 豊
作曲:團 伊玖磨
指揮:花島 誠人
ピアノ:藤田まり子

5.「大地讃頌」
作詩:大木 惇夫
作曲:佐藤 眞
指揮:北村  哲
ピアノ:藤田まり子

男声合唱・女声合唱

6.「歌の翼に」

訳詩:津川 主一
作曲:F.Mendelssohn
編曲:広石 徹

指揮:須田 和宏

7.「いざたて戦人よ」

作詩:藤井 泰一郎
作曲:J.McGranahan

指揮:田幡 克介

8.「希望の島」 

訳詩:小松 玉巌
作曲:Mark.M.Jones

指揮:日高 好男

9.「自由の歌」 

訳詩:夏目 利江
作曲: J.H.Stuntz

指揮:阿波田 尚



本日最年長の楽友(高校1952年卒)

オーケストラ・合唱協演


10.楽劇「ニュルンベルクの
     マイスタージンガー」前奏曲

作曲:R.Wagner

指揮:山田光太郎
演奏:創立70周年記念コンサートオーケストラ


山田光太郎さん ワグネルオ
ケストラOB

11.カンタータ147番より         
「Jesus bleibet meine Freude」

作曲:J.S.Bach

指揮:根垣 俊宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 

12.レクイエムより「Lacrimosa」 

作曲:W.A.Mozart

指揮:根垣 俊宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 

13.Ave Verum Corpus」 

作曲:W.A.Mozart

指揮:根垣 俊宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 

14.青春讃歌」 

作詩・作曲:小林 亜星

指揮:根垣 俊宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 
ピアノ:小野村季恵


根垣俊宏教諭 高校楽友会顧問


阿波田 尚 実行委員長
「アンコール曲を2曲、青春讃歌はもう一度歌います」

15.「花は咲く」

作詞:岩井 俊二
作曲:菅野よう子
編曲:須田 和宏

指揮:須田 和宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 
ピアノ連弾:小野村季恵・藤田まり子

今回、阿波田君からピアノ連弾伴奏版を依頼。ピアノ連弾伴奏版初演。


指揮:須田 和宏(高15期)


ピアノ:藤田まり子・小野村季恵

16.「青春讃歌」 

作詩・作曲:小林 亜星

指揮:根垣 俊宏
演奏:創立70周年記念コンサート合唱団        
創立70周年記念コンサートオーケストラ 
ピアノ:小野村季恵


「有難うございました」


記念写真係 市川卓広(高20期)


お疲れ様でした

さぞかし、一杯目の盃は美味しかったことでしょう。


 
写真撮影
若山写真館
市川写真館
大澤写真館
     
 
おまけ制作
近藤雑貨店

編集後記 ホントに感動的なコンサートだった。聴いていて「こんな気持ちになるのは、やはり、自分は樂友人なんだな」と思った。

受付に座っていた近藤敏康君、彼は最近タブレットでサラサラと絵を描く技を編み出した。それが、何とも素晴らしいので、「楽友ギャラリー」に取り上げてしまった。今日は受付のデスクで、リハーサルの様子を描いてしまった。(2018/9/30・かっぱ)


近藤敏康画

もうひとつ、近藤君からのおまけは打ち上げでの「慶應讃歌」の歌声

 


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