
第3回発表会プログラム
表紙デザインは、会誌「楽友」でも度々装丁やイラスト作成でご助力くださった、塾校・美術科の毛利武彦先生によるものです。 |
今後の私達の為すべきことの一つは、他の多くの合唱国とより親密になることだと思います。我々日本人の音楽を創っていこうとする私達の、そして我国楽壇のはるかな理想の為に、多くのアマチュア合唱団相互の密接な協力が大きな力となることは充分に期待されてよいことだと思います。
勿論一方に於いて、私達一人々々があらゆる意味でのより高い知性をもつことも、この理想の為に欠くことのできないことですし、又それ以前に我々の一つの大きな目的でもあるはずです。その意味でも今回の発表会でフランクのミサ・ソレムニスという本邦初演にも等しい大曲をとりあげたことを、充分に意味あらしめたいと思つて居ります。
第3回発表会・於:山葉ホール(54年11月28日)
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