そこで、コーラスと伴奏の譜面をF長調に書き直したものをこの忘年会に持っていって渡しました。それで譜面書きが話題になりました。この譜面は、一昨年の11月の「編集ノート」でお話した楽譜編集ソフト「finale」を使って書かれています。上の画像は伴奏譜の第1ページです。
「本当はねぇ、手で書いた譜面が一番よみやすいのです」
手で書くと自分が歌いたいように譜面が書けます。見やすいのです。譜面ソフトで書いた譜面は一見するとおたまじゃくしも揃っていますし、美しいのですが、なんか機械的になってしまいます。
一言でいって、味が無いのです。
私がこのソフトを使い出したのは2002年頃でした。それまでは写譜ペンを使っての手書きでした。楽器店で写譜ペンを買ってきました。昔はそれで譜面書きをしていたのですが、90年代にこんなペンを見つけました。
手書きの譜面:ドイツのRotring製図用具メーカーが出しているArtPenというペンです。ペン先の幅の寸法がぴったりなのです。このペンは譜面書きのために作られたものではないのですが、とても書きやすく気に入って長年使い続けたものです。

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