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先日の総会で新会長に就任した藤田克己君(26期)が自らの紹介記事を書いてくれましたが、その中で自分たちのカルテットの話が書かれていました。 |
永い楽友会の歴史の中でも、古い時代からいろいろな重唱グループがありました。現在では、高校でアカペラ・グループが流行りのようです。塾高の楽友会には毎年秋に日吉祭という文化祭があり、われわれの時代は高校3階の音楽室に「コーラス喫茶」を出店しました。混声合唱、男声合唱、女声合唱の他に小グループのコーラスが出し物でした。 高校3年生(7期)と2年生(8期)の男声カルテット(4重唱)が人気者となりました。61年前の写真ですよ。変わっていないのが驚きです。鈴木光男はハイセンスなバス・シンガーでした。初めはBarbershopなどを歌っていましたが、7期の栗原和夫さんがジャズ通で、ジャズやポップスのコーラス・アレンジをしてこのカルテットに歌わせたものです。ピアノ伴奏はやはり7期の赤松さんでした。 鈴木光男(ケッケ)は高校3年の頃からよく我が家に泊まっていました。Four Freshmenのレコードを聴いては、ジャズコーラスの和音進行を分析したのです。そんなレコードを我々の耳に聞かせたのは、7期の野本陽一さんと栗原さんです。渋谷恋文横丁のレコード喫茶「Duet」に連れて行かれたものです。輸入盤が沢山あったのです。 ケッケとカッパは、岡忠さんの授業には出て来ないようなジャズのコードに興味津々。一音や半音で音がぶつかり合うテンション・コードがジャズ・コーラスでは多用されていたのです。それに、5度の平行移動も平気で使うのです。そんなアレンジ法を試していたのです。
現在も続いているのは、Four Refreshmenだけでしょう。このグループのリーダーは池田龍亮(11期)ですが、彼が高校2年生の時に日吉祭での余興を聞いて楽友会に入会したのです。そんなことで、かっぱの家に来てFour Freshmenばかりを聞かされたのです。龍亮は頑固なお人でFour Freshmen以外は歌いません。一回だけありました。ダークの「山に祈る」を歌いました。今は亡き長峰がいた頃です。昨年は羅漢にFreshmen Soundを歌わせました。 近年の高校女子高楽友会の演奏会では、合唱だけでなく、アカペラ・グループが次々と出て来ます。それは結構なのですが、大学に進学するとアカペラ・サークルに入部するのだそうです。楽友会でもワグネルでもないのです。何と申しましょうか・・・ ⇒ 楽友三田会会長就任にあたり 藤田克己 (2018/2/7・わかやま) |
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