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![]() Michel LeGrand |
30年前には、コンテンポラリー・ミュージックで最も重要な人物と呼ばれていました。もう、コンテンポラリーではなく、彼の曲はスタンダード・ジャズそのものと思います。 報道では、「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」といった映画の話がどこにも書かれていますが、私が一番好きで歌っているのは、”How
Do You Keep The Music Playing?”(1982)という歌です。 |
90年頃、”How Do You Keep The Music Playin'?”を今は無いSound Inn DOMINANTでよく歌っていたところ・・・ ある夜、生演奏の休憩中に有線放送から、偶然にもこの歌が流れてきてビックリ。何と男女のデュエットで歌っているのです。ドラマーの奥山さんが有線に電話して音源のソースを調べて、CDを買って来てくれました。 |
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このJames IngramとPatti Austinがデュエットで歌っていました。 コーラスアレンジはQuincy Jonesです。この2人はクインシーの秘蔵っ子です。2016年にはクインシー80歳のコンサート東京公演に、この2人も連れられて来ました。
Bergman夫妻は沢山のヒット曲を作詞しているおしどり夫婦ですが、クインシーがルグランに紹介したのだそうです。50年代後半、クインシーは音楽理論勉強のためにパリに居たのです。その頃、ルグランの姉、クリスチャンヌとはDouble Six of Parisで一緒だったのです。 心に迫るメロディーと歌詞、誰もがカバーしたくなるのでしょう。Frankie Laine、Andy Williams、Tony Benntte、Shirley Bassey、Frank Sinatra、Barbra Streisand、Salena Jonesらが軒並み吹き込んでいます。お勧めはトニー・ベネットです。それはラルフ・シャロンのアレンジのバックですから洒落方が違います。ラルフ・シャロンはトニー・ベネットを育てたロンドン生まれのピアニストです。この人のセンスが私は好きでたまりません。
コンサートの幕開けは2,3曲ラルフ・シャロン・トリオがインストの曲を演奏してからトニー・ベネットが出てくるのですが、私は「トニー・ベネットはもっとゆっくり出て来い!」と思いながら聴いていたものです。 (2019/3/7・わかやま) |
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