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1.コーラスの世界に入ったきっかけについて めちゃくちゃ感動しました。クラシック音楽は好きだったのですが、「コーラスはこんなに素晴らしいものなんだ」と思いました。初めて生で聴くコーラスでしたので、「男ばっかりでよくもこんなきれいな声で歌うなあ」というのが第一印象でした。プログラムは、指揮は北村協一先生、幕開けがヴィクトーリアのミサ曲、続いてスピリチュアルズ、NHKみんなのうたシリーズ、最後が多田武彦の「中原中也の詩から」と覚えております。 なかでも、NHKみんなのうたが一番楽しかったです。団伊久磨の「子守歌」と大中恩の「さっちゃん」が印象的でした。いつもテレビで聞いていた歌が、こんなに綺麗なハーモニーになるんだと感激しました。 メインステージの「中原中也の詩から」では「汚れちまった悲しみに」、「北の海」など、興味津々に聴きました。この詩人のことは、この演奏会で初めて知り、以後、彼の詩集を買いあさり、中也ファンになってしまいました。 あの演奏会を聴きに行ってなかったら、私のコーラス人生はなかったと思います。今、大阪におりますので、関学グリーOBの方々と会う機会はありますが、あの時の私の実家にチケットを売りに来られた、あの「運命の使者」がどなただったか未だ判明しておりません。必ずや見つけたいと思います。 2.パートはベースが好きだった 私は当時デューク・エイセスのベースの槇野義孝さんとか、ダーク・ダックスのゾウさん(遠山一さん)、クラシックでは大橋国一とか、低音の魅力にあこがれておりました。音楽の授業でのコーラスでは、ベースパートを歌っておりました。曲によって、私が興奮して、ついつい大きな声を張り上げて歌っているうちに、先生にテナーに行くようにと言われてしまいました。更に、私の高校では卒業式に、芸術授業で音楽選択の卒業生たちで、ヘンデルの「ハレルヤコーラス」とシューマンの「流浪の民」を高校のオケで演奏する習わしでしたが、その音楽の先生が、「流浪の民」のテナーソロに、なんとまあ(バスケット部の)私を指名してしまいました。うれしいような、音楽部のテナーの同級生に悪いような気がしましたが、先生に指名されたら仕方ない!レコードを買って研究し、なんとか、うまく歌えました。おかげさまで、一年浪人し「流浪の民」を自ら実践しました。 3.楽友会に入団したきっかけについて 次の日だったか、オリエンテーションで、ワグネルの演奏を聴きに行きました。「最上川舟歌」、「やっぱ、ええなあ。」と感じた後、楽友会の演奏に行きました。何曲か聞きましたが「流浪」が一番印象的で、終わってからも「ユッヴィ ファッレラー ユッヴィ ファッレラー」がずっと耳から離れませんでした。 ワグネルへの気持ちを持ちながら、楽友会への入団を決めました。 ワグネルは、OBになって、大阪に転勤した時から、縁あって関西ワグネルOB合唱団にチョコチョコ参加させて頂いております。高校楽友会の亀井淳一さんや高田俊吾さんにお世話になっております。 関西もコーラスが盛んで、現在もいろんな合唱団に参加しております。まだ、しばらく、声が出る間はコーラス人生を継続したいと思っております。 次のバトンは、私の楽友会入団のきっかけの一つとなったオリエンをしていただいた、19期の毛利邦明先輩にお願いしたいと思います。(2020/4/26) ■ ■ ■ ■ ■ |
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