リレー随筆コーナー

マリナード広場 駅地下ライブ


川端得市(25期)


皆さま、25期の川端です。

この度、24期の先輩田村さんからバトンを渡されました。卒業以来、楽友三田会には殆ど顔も出さず、また運営にも参画せず不義理している身であるにもかかわらず、リレー随筆なるものに関わる事は誠に恐縮ですがお許しください。併せて、乱筆、乱文にて?と思われる所も多々ありますがこれまた重ねてお許し頂きたく存じます。

さて、そんな川端は卒業後は某百貨店に勤務した後、定年と共に現在横浜関内にある横浜中央地下街株式会社(通称マリナード地下街)で余生を暮らしております。

百貨店時代に販促宣伝や商業施設開発に長く携わっていた関係で、この会社に来てからもその方面を好き勝手やらさせて貰っていましたが、ご存知の通り余りに認知度が低いので(かく言う小生もここに来る時はマリナードって?マドリッド地下街?と間違えるくらいの認識の無さでした〈笑〉)、何とかせなあかんと思っていた矢先、今から三年ほど前の2018年、某放送局でアムステルダムの駅ピアノを放映しているのを拝見し、日本でもストリートピアノなるものがあったら良いなと思いこれを機に地下街を活性化したいと思った訳です。

今ではストリートピアノはそれこそ全国各地にごまんとありますが、当時はまだ関東にはなく、当マリナードをその先駆けにしようという事で横浜市の支援と紹介で関内ホールの地下で眠って使用されていないKAWAIのピアノを譲り受けて設立となりました。おりしも12月のクリスマスの時期。せっかくオープンするのだから何かイベント企画をしたいという話になり、関わっていた宣伝会社の担当が明治大学グリーのOBで、うちの合唱団にクリスマスコンサートを依頼してみるからって言うもんだから、それなら小生も一応慶應大学混声合唱団楽友会のOBなんで負けてられないって事で、一つ下26期の三田会会長の藤田さんにお願いして、当時現役の64期橋本幹事長を通じて学指揮の頼人さん率いる65期現役生の出演という事になりました。その後、66期伊藤心さん、今年67期の天野さんと毎年定期的に演奏をお願いしています。


楽友会 2018/12


楽友会 2019/10


楽友会 2021/10


明治大学グリークラブ 2018/12

ストリートピアノのライブはコンサートホールでの演奏ではなく、路上ライブです。観客も行き交う通行客。興味が無ければ足を止めて聞いてはくれませんし、演奏が面白いければ拍手喝采!時には一緒に口ずさんで歌ってくれたり。何が起こるわかりません。酔っ払いが時には絡んで来る事もあります。また、今でも忘れられないのは2年前の演奏会の時、聞いていらした方のひとりが、一回目の演奏が終わった後、ピアノを弾いていた66期伊藤心さんに誕生日の歌を歌って欲しいとリクエストをされ、それを受けた心さんは、お昼休みの間に合唱用に譜面を作って皆で練習し、二回目の演奏会の時にその人の前で「ハッピーバースデイ♪」を歌って喝采を浴びたことです。

これぞ正にストリートピアノライブの醍醐味!音楽を通じてコミュニケーションを!マリナードのストリートピアノのテーマである「SHARE THE SOUND MUSIC」を具現化出来た最高の瞬間でした!楽友会の現役生皆さんも、この直接観客と対話の出来るマリナードでのストリートライブを通常の合唱活動では体験出来ない場として楽しんで参加してくれてるのではないかと思います。

お陰様で、開設以来、マリナードのストリートピアノは人気となり、今は有名人になってしまった「はらみちゃん」はじめ「広瀬香美さん」「ムックさん」等々色々な方が弾きに来られました。本ストリートピアノ開設のきっかけとなった某テレビ局の「街角ピアノ」でも取り上げられて放映されました。振り返ってみるとこんな事になるとは思っても見なかったので感慨深いものがあります。

コロナ禍で世の中が不安感と閉塞感漂う2年あまりの期間があったにもかかわらず、無事12月にはストリートピアノ設立3周年を迎えられ、記念ライブも開催することができました。今後も、このピアノさんの体力が持つ限り(このところ年齢からくる体調不良で調律が大変なのです〈笑〉)、マリナードのストリートピアノが奏でる音楽で人々の心を”繋いで”行きたいと思います。

つなぐ” SHARE THE SOUND OF MUSIC?
ピアノを弾きたい方 マリナード広場に集まれ♪





ストリートピアノライブ ディスコグラフィ

     

(2021/12/26)

    


編集部 今年はもうリレー随筆の投稿が無いかもしれないと、寂しい思いをしているところに川端得市君から「マリナード地下街での楽友会ライブ」のレポートです。有難うございます。

情報だけは得ていたのですが、田村昇三君からのバトンが川端君に渡ったのです。何とタイミングのいいこと。

(2021/12/26・かっぱ)


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