リパッティーは、1917年にルーマニアのブカレストで生まれたピアニストで、30代で白血病のために早世しました。
バッハ、スカルラッティー、ショパン、シューベルト、モーツァルトなどの素晴らしい演奏を残しています。コルトーも、「最も才能のある演奏家の一人」と評価しています。
もしも、一番好きな彼の演奏を選べと言われれば、僕は短い演奏ですが、バッハの「主よ人の望みの喜びよ(教会カンタータ 147番より)」を挙げるでしょうか。まさに、「心が洗われる」演奏です。(EMI:TOCE-3158/2DJー5042HS 他)
余談ですが、彼のLPのジャケットにある写真を見ると、まるでそのブロレスラーのように鍛え上げられた上腕部(の筋肉)に驚かされます。
「なーるほど、これがあるから、あのpppが弾けるんだなぁ」と、思ってしまいます。
CDも数多く出されていますので、楽しくお選び下さい。
(2023/7/10)