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今からもう40年も昔になる高校・大学の楽友会での活動を通して、私は二人の素敵なピアニストに出会いました。今日はそのお二人について書きたいと思います。
4年になったばかりのある日、彼のアパートにパートリーダーたちでお邪魔して、演奏会の曲決めなどについて話をした時に、私たちの無茶振りリクエストに応えて、お部屋のほとんどを占領しているグランドピアノで、曲名は忘れましたが1曲弾いてくれました。ピアノとの距離はわずか数十センチ。至近距離で聴く演奏はストレートに胸に届き、その時のドキドキは今も忘れません。大学院を卒業してパリに留学されるまで4年間、千春さんは楽友会の伴奏を引き受けてくださいました。
卒業して音信不通の状態が続いていましたが、30代後半の頃、ふと思い立って彼のご実家(松本市)に年賀状を出したのがきっかけで、ふたたび交流が始まり、演奏会のご案内をいただくようになりました。 1999年には、芸術祭参加公演として開催したソロリサイタルで文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。彼の伴奏で歌った人たちに声をかけてお祝いにワイングラスを贈り、皆で渋谷の小さなレストランでお食事をしたのが良い思い出です。 フランスものがお得意ですが、日本のピアノ曲も積極的に取り上げています。また、歌の伴奏のうまさには定評があり、多くの歌手が彼の伴奏で録音やリサイタルを行っています。 ピアニシモがホール全体を包んで心臓の奥深くにまで響いてくる彼のピアノ。数年前から、国立音楽大学の副学長として忙しい日々を送っていらっしゃいます。
2012年6月に高校楽友会の卒業生によるオムニバス形式のコンサートがあったのですが、この時、「あらかん☆ぱーにゅ」という「Around還暦」のグループで2曲歌いまして、その伴奏を金井君にお願いしたら、忙しいスケジュールの合い間をぬって引き受けてくれました。いや〜、すごかったですよ!彼のおかげでみんなノリノリで歌いました。さらに、打ち上げでは、Jammin’Zeb(という4人組のイケメン実力派ヴォーカルグループ)のSimon君の歌に即興で伴奏をつけちゃうんです。しかも、彼が歌いやすい調性にどんどん移調して。高校時代の金井君が超グレードアップして帰って来た感じでした。その後、テノール錦織
健の伴奏でNHKに出演しているのを偶然見かけ、慌てて一発録画。決して消去できない録画となりました。
ネットに掲載されているプロフィールによれば「クラシック、ジャズ、ミュージカル、ポップス、演歌に至るオールラウンドな幅広い技術と即座の移調能力、歌にピッタリ寄り添う柔軟な音楽性は、他の追随を許さぬオンリーワン的な存在として多くの信頼を集めている。」とのこと。皆さんもどうぞ応援してくださいね♪
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