そんな訳で、この時代の高校楽友会の卒業生から大学楽友会に進む人は殆んどいなくなりました。阿波田君らもワグネルの男声合唱団に進みました。しかし、彼の心の中には「青春讃歌」が生きていました。高校の楽友会でも愛唱歌として歌い継がれてきました。定演のアンコール曲は「青春讃歌」に決まっています。
ワグネル・オムニバス・コンサートというワグネル男声合唱団の行事に編集部小笹和彦主幹が全く別のきっかけで参加し、「忠友会」という高校出身のグループが岡田先生の指揮による「青春讃歌」を歌うのを聴いて、「岡田先生のつながりで楽友会の他にも『青春讃歌』を歌う忠友会の存在を知った」と言って大興奮で知らせてきました。これが縁となり阿波田君、亀井君らが楽友三田会に加入してくれました。

岡田先生 2008年12月19日の返書
AGFC(All
Gakuyuukai Family Concert)には忠友会が参加したり、AKGC(All Koko Gakuyukai
Concert)も彼らの骨折りで開催されました。
今年の楽友三田会合唱団(MMC)の定演は、「青春讃歌」が生まれて40周年という年であります。そこで、青春讃歌の生みの親、小林亜星さん(会友)が指揮をしてオープニングの曲として「青春讃歌」を演奏しました。阿波田君は初めて亜星さんの指揮で「青春讃歌」を歌ったのです。どんなに嬉しかったことか。この素晴らしい企画に花を添えたのは、亜星さんへ「青春讃歌のオルゴール」の贈呈でした。

亜星さんにオルゴール贈呈
先日、阿波田君からのメールで塾歌や若き血、慶應讃歌、丘の上の混声合唱の譜面をFinaleで浄書中だとメールをくれました。社用の忙しい中での作業です。その資料が届きましたので、皆さんにお見せ、お聞かせ致します。
Finaleという譜面作成用ソフトはうん万円しますが、Print
Musicという廉価版もあります。譜面を書く人はみんな持っています。Versionの相性が悪いと記号が文字化けしてひどいものになったりします。私は2001年版から使い始めましたが、Windows
7以降は古いものは調子がよくありません。そこで、2012年版と2014年版がPCに入っています。オーケストラのフルスコアもジャズのフルバンドの譜面も作成できます。
面白い機能があり、書いた譜面の音が出ます。ヤマハのクラビノーバではMidiファイルを再生することが可能です。他のメーカーの電子楽器でも再生できます。楽器が指定されているとその楽器の疑似音が出ます。Vocalは「アー、アー」になります。出力にはMidiファイルが作成されます。Midiファイルなんて聞いたこともない人もいるのではないかと思い、誰でも再生できるmp3のファイルを添付してありますのでクリックで聞いてください。聞かれない場合はSound
Fileをダウンロード(取り込み)してください。(2015/12/8・編集部わか) |