昨年に続き赤松蕎麦です。赤松蕎麦の主が元気でいてくれるので有難いです。また、美味しい新蕎麦の打ち立てが食べられます。
昨年は赤松さんの蕎麦打ちの師匠が同行してプロの蕎麦打ち見本を見せてくれました。しかし、師匠のそばは確かにプロの蕎麦なんですが、赤松蕎麦の方が打ち方が優しいのでしょう。食べて、食べやすく硬すぎず私の口には美味しく感じました。面白いものです。
歌でもプロの歌が上手いかというと、何とも難しいもので何とも言えないものがあります。12年前に世良 譲というジャズピアニストが亡くなり、その追悼コンサートが開催され、プロばかりの中に私のカルテットが唯一素人で出演しました。それは世良さんがわれわれを生前中大事にしてくれたからです。プロたちは自分の普段歌っている持ち歌を普段と同じように歌うだけですが、われわれは世良さんが一番好きだった”Mr.
Wonderful”という歌をその会のためにアレンジし、本邦初演の”Mr. Wonderful”を遺影に捧げて歌いました。世良ママは「あなた達が一番心がこもっていたわ」と言いました。それはその通りなのです。面白い話でしょ?
というわけで、赤松蕎麦はそこらのプロより心がこもっていて美味しいのです。音楽もお蕎麦も通じるものがあるのです。
今年は、三戸義っちゃんが過去2回とも都合がつかず今回が初参加となりました。それも実に危ないところでした。予定では14日にポルトガルから帰国するから16日にしようと決めたのですが、飛行機が飛ばず丸1日遅れで昨日15日に帰国したのです。ぎりぎりでした。でも、元気に夫婦で参加し食べてもらえました。