楽友三田サロン

「楽友三田サロン」のお花見会

2011/4/3

三宅 健一(9期)

恒例のお花見会は、昨年10月に逝去された藤吉憲太郎さん(9期)のお墓参りもあわせて行うこととして、4月3日(日)に横須賀市の衣笠山公園で行いました。参加者が確定したところで起きた大震災、一時は開催の是非も再検討しましたが過剰自粛はかえって良くないと結論して実施を決定、ただ、計画停電による影響にはギリギリまで気を揉まされました。

午前10時半、JR衣笠駅に集合、地元在住の三宅(9期)が案内役に立ち、衣笠山公園へのメイン・ルートの反対側から自然の風情が残る山道を登り始めました。前日までの晴天とは打って変わり、生憎の曇り空で気温も低めではありましたが、寒さを吹き飛ばすように健脚を競い合いました。40分ほどで頂上に到達、肝心の桜の花は漸く開花し始めたところで、なかには6〜7分咲きぐらいと云えそうな木もあったものの、大部分は3分咲き程度でしょうか、残念ながらお花見というにはちょっと早すぎた花模様でした。しかし曇り空にしては眺望がよく、展望台からは遠くに一本、高く細く立つ塔が望まれ、「建設中のスカイツリーが見えた」と一同勝手に納得(多分間違いないと思われますが)。

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山本五十六  米内光政  鈴木貫太郎  上島彦之丞  東郷平八郎

下山後はバスで横須賀中央駅へ向かい、駅で粟根さん、小川さん、冨田さんと合流、参加者23名全員が揃ったところで昼食場所の海軍料亭「小松」へと向かいました。「小松」は明治18年の創業で、かつては横須賀鎮守府の高官御用達の料亭でした。昭和9年に建てられた木造二階建ての佇まいに往時を偲び、先ずは当時の写真や資料が展示されている洋風の待合室でお茶を一服いただきました。次いで二階に案内され、大広間で店のご主人から東郷平八郎、鈴木貫太郎、米内光政、山本五十六などの書を解説付きで見せていただいた後、昼食と共にビール、日本酒を味わいながらさまざまな話題でひとしきり和やかな時を過ごしました。


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参加者(敬称略);佐々木高(3期)、寺田厚(5期)、遠藤琢雄(7期)、峰岸篤子、豊岡守紀(以上8期)、粟根潤子、小川晴子、田村陽子、須藤武美、中濱鐵志、永井大二郎、三宅健一、山内彦太、山本清一、渡辺紀和(以上9期)、石川彰子、市川昭、小林章(以上10期)、内藤哲夫(11期)、冨田陽子(14期)、田村晴美(16期)、市田正英(20期)夫妻、以上女性8名+男性15名の総勢23名でした。


昼食が終わったところでひとまずお花見会は終了し、そのあと有志14名は藤吉さんのお墓参りへと向かいました。京浜急行の金沢八景駅からバスで横浜霊園下車、墓前にお花とお線香を手向けてご冥福を祈り、多くの人たちと親交があり、さまざまな場面で面倒見のよかった藤吉さんを偲びました。(2011/4/12)