半世紀前の楽友会の普段の生活です。須藤君が4年間在団の間に撮り続けた写真から200枚超の写真をデジタル・ファイルにして送ってくれました。昔々のモノクロ写真です。古い写真は化学的変化で劣化したり変色したりします。
そんなことを思わせない美しい画像に蘇りました。ここに掲載した当日に4期のオザサと7期の琢チャンから「かっぱ、感動したよ」とメールが来ました。61年の定演で指揮者をお願いした伴有雄さんの雄姿はもちろんですが、1期の長谷川さんの若かりし頃の合宿での食事姿や今は亡き松ちゃん(2期)の指揮でオザサ(4期)が歌っている姿が写っています。(編集部・2013/2/7)

運命のモノクロネガフィルム
数年前に長年空き家になっていた稲村ヶ崎の実家を取り壊すことになり、業者に家の中の家具、電化製品、寝具等すべての処分を依頼した。その時、業者に冗談で「現金が出てきてもいらないが写真類が出てきたら残しておいて欲しい」と頼んでおいた。
そして数日後、業者からダンボール箱1箱が手渡された。箱の中にはホコリだらけでカビの生えたモノクロネガフィルムが多数入っていた。これらは全て50年以上前の高校・大学時代の記録で、正に玉手箱であった。
冗談の一言が、これらのモノクロネガフィルムを救ったのは奇跡的な運命だったと言えよう。
今回、若山技師により、これらの写真が蘇り多くの方々に感動を与えたことは、私の楽友会各位へのせめてもの恩返しと思っている。(須藤武美・H25.2.27)
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