慶應義塾高等学校・女子高等学校の両校楽友会 

慶應義塾高等学校・女子高等学校 楽友会

「六月祭・AKGC 〜 みんなでつくる文化祭」

速 報

AKGCのコーナー新設



岡田忠彦先生


全員集合(↑クリックで拡大)

撮影:市川卓広写真館

市川君が沢山の写真をダウンロードできるように下記サイトに準備してくれました。

<<お写真リンク先>>
https://picasaweb.google.com/111070976371737333330/AKGC?authuser=0&authkey=Gv1sRgCNCR-P2AivWJKQ&feat=directlink


歌うということの幸せ
〜Thank you for the Music〜

小西みはる(32期)

6月10日(日)、「六月祭(みなつきさい」−AKG Concert− 〜みんなでつくる文化祭〜 にお邪魔しました。私自身は大学から慶應に入り楽友会と出逢ったのですが、その源である高校楽友会のコンサートに、とても興味を覚えて聞きに伺いました。しかし、正直、ここまで楽しめるとは思っていませんでした。

第一部のアカペラは若い方から人生の先輩方までそれぞれの魅力を十分に発揮した歌声に、客席で思わずはしゃいでいました。Jammin ‘Zebの素晴らしさは、久しぶりに鳥肌が立つという経験をしました。

第二部の合唱は、皆さまの本領発揮というところでしょうか。さっきはアカペラでジャズやポップスをライブさながら披露していた人たちの豹変ぶりには正直度肝を抜かれました。その中でも一番の衝撃が高校楽友会の可愛い(ごめんなさい)男の子たちの素晴らしいハーモニー。あれは、みんながお互いをちゃんと信頼して自分をわきまえていないと無理ですよ!それができる高校生って何なのでしょう。つい母親気分で「うん、うん、いいね〜」と感動してしまいました。

そして岡田先生。先生の指揮での「青春讃歌」は毎回気をつけないと泣いてしまいそうな自分がいるのですが、いつまでも何回でも歌いたいものです。

時代の流れも痛感しましたが、なによりも「合唱」ってなんだろうと考えさせられました。合唱…たぶん声を合わせるって言うことなのだけど何人で?何を歌えばいいの?そう、そんな定義なんてどこにも無いんです。アカペラでも、少人数でも、ジャンルがなんであろうと、声が重なり合ってハーモニーが生まれればそれを合唱と呼んでいいんじゃないかな、と思うんです。そして、何よりもそこから生まれる絆ってどんな言葉もいらない素晴らしいものなのだ、と!

高校楽友会の会友から現役までの半世紀以上にわたる世代を超えた歌声、空間、そこに流れる温かで静かだが深く熱い想い。同じ楽友会なんだけど、ちょっと大学からだと入れない世界に正直嫉妬してしまいました。でも、いや、だから…。

これってものすごくもったいないと思いました。語彙不足でうまく表現できない自分がもどかしいのですが、こんなに素敵に音楽を楽しめる「楽友会」がバラバラになってしまうのは残念でしょう?例え大学で別の道を歩んだとしても歌いたくなったら「楽友三田会」という帰る場所ってあってもいいんじゃないかしら。みんな仲間なんだし、またいつでも集まって歌えればいいのにって思うのです。そういう場所に「楽友三田会」がなるといいなと思いながら、そしてそうなるためにはどうすればいいのかと悩みながら、今日はとりあえずこの感想文の筆をおきます。

最後になりましたが、ご準備に携われた実行委員会の皆さま。このような素晴らしいコンサートを実現されたことに心から感謝いたします。


編集部:すばらしい「六月祭」の速報です。順次原稿が届くと思います。すべてを追加掲載をしていきます。何度も戻ってきて見てください。

小西さんの原稿を掲載しながら涙がポロポロ出てきます。何処から慶應義塾に入ろうと楽友会に入ろうと、すべての人は福沢先生の教え子であり、岡田先生の教え子でもあります。みんな一緒です。(わかやま・2012/6/11)

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