慶應義塾大学混声合唱団楽友会

サマーコンサート2024 “ひかり” レポート

 


白井波音(70期・正学生指揮者)


はじめまして。楽友会70期正学生指揮者の白井と申します。

6月16日のサマーコンサート2024 “ひかり” にご来場いただいた皆さま、ロビーやステージにてお手伝いをしてくださった皆さま、応援してくださった皆さま、誠にありがとうございました。

今回のサマーコンサートは、歌うことの意味や仲間と一緒に歌える喜びを、惜しみなく真っ直ぐに謳いあげるプログラムでした。特に第4ステージでは、「歌を歌うこと」を率直なテーマに据えた信長作品を3曲演奏しながら、苦しい時も歌を歌えばひとりではなくなること、歌が人の心を救い希望の光となることを強く感じました。
 

このようなプログラム構成の動機は、本演奏会の主役である新入生を迎えられた喜びと感謝の気持ちに他なりません。4月上旬、2年ぶりの日吉対面新歓では、コロナの名残を一切感じさせない賑わいに圧倒されながら、必死にビラを配り、たくさんの新入生に声を掛け、中庭での演奏会や教室での説明会、「ひようら」でのご飯会等を開催しました。星の数ほどあるサークルの中からこの楽友会を選び、「入団します!」と伝えてくれた新入生の表情を、決して忘れることはできません。だからこそ、新しい仲間と共に迎える最初の演奏会に、新入生に合唱の楽しさを実感してほしいという祈りのような想いを込めました。本番の新入生ステージは、素直な歌声がきらきらと輝き、胸が熱くなる演奏でした。この演奏会が、彼らにとってかけがえのない原点となり、今後立ちはだかるかもしれない困難に射す光であり続けることを願います。


サマーコンサートの主役・新入生ステージのリハーサル

今後は、8月31日の谺コンサート、そして12月25日の第73回定期演奏会に向けて、練習を重ねていきます。歌うことの喜びを存分に噛み締めた私たちが次に目指すのは、「作品のための演奏」です。音楽作品や音楽家に真摯に向き合い、私たち自身も一人の音楽家として楽しく真剣に練習に励んでいきたいと思います。

引き続き現役の活動にお力添えいただけますと幸いです。


初めての学指揮ステージ。丁寧な演奏に仕上がりました。

最後のサマーコンサートを迎えた4年生。定番の70期ポーズで。

演奏会前の集合写真。気合いが入っています!

    


編集部  白井さん(70期・正学生指揮者)が、先日のサマーコンサート”ひかり”のレポートを書いてくれました。いつもの板倉さんからメール添付で送られてきました。有難うございます。

如何にもサマコンらしい色とりどりのウェアが素晴らしいです。今年の楽友会活動は全てが元のスケジュールに戻りましたね。よかったです。次は現役とOBOG交歓会ですね。皆さんに会えるのを楽しみにしてます。

(編集部・わかやま)

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